http://allexyu0817.blog.shinobi.jp/blog/guide/tandw02Tangle & Whisper 02 エピソードガイド
そのタイトルの通り、タングルとウィスパーの活躍を描く、サイドストーリーとなるミニシリーズの第二話。
物語はアニュアル2019でのタングル&ウィスパー編から続いており、時系列としては、STH 016とSTH 017の間に起きた出来事である。全四話。
※IDW版コミックオリジナルキャラクターである、タングルとウィスパーが主人公とだけあって、公式キャラクターはほぼ登場しません!
前回、ウィスパーの過去に大きく関わる、ミミックと言う存在が明らかとなりました。
そのミミックを追うウィスパーに協力しようとするタングルだったが、ウィスパーは浮かない顔…
感情を表に出すことが滅多にないウィスパーにとって、そう言う態度を取るのは珍しいのですが、今回は、親友と言う言葉に応えながらも、タングルの協力を快く受けないウィスパーの、その理由が明らかとなります。
作中でウィスパーに投げかけるミミックのセリフを見る限り、やはり、ウィスパーとは昔から知っているようで、どう動くのかも熟知していますね。
また、ミミックは擬態は完璧と言っても過言ではなく、ジュエルの姿に擬態すると、その声色すら、タングルが間違えるほど正確に真似し、続いて擬態したウィスパーの姿でも、タングルを欺きました。
ウィスパーもミミックの能力を知りながらも、出し抜かれるところがあり、ウィスパーに危険視されるだけはあります。
また、タングルの姿に擬態して、面と向かって対峙したウィスパーに対し、タングルの顔を差して、『この可愛い顔か?』とおちょくり、二人の共通点である“ダイヤモンドカッターズ”と思われるメンバーの姿に擬態すると、その姿で『彼らを助けることができなかった』と言い、ウィスパーに精神的な揺さぶりをかけてきます。
基地に爆弾を仕掛けて置いたうえで、タングルを金庫に閉じ込め、『自分を倒すか、お友達を助けるか』と時間がない中でウィスパーに究極の選択を強いるところから、まさに狡猾で残忍な性格ですね。
ウィスパーは金庫に閉じ込められていたタングルを救出、基地内に仕掛けられた爆弾も、タングルが閉じ込められていた金庫の中に逃げると言う機転を利かせ、無事にやり過ごすことに成功しました。
しかし、ミミックの狡猾で残忍な性格を再認識したウィスパーは、タングルへこの戦いから手を引くように改めて、通告。
それに納得ができないタングルは食い下がりますが、ウィスパーはこれまでに見せたことがない表情で『もう友だちは失いたくない』と叫び、涙を見せるのでした。
つまり、今回のミミックとの戦いで、タングルを同行させたくなかったのは、ミミックのその性格と戦い方の他に、ウィスパー自身の、『友だちを失いたくない』と言う感情が大きく関わってきたからこそなんですよね。
親友のために何とか力になりたいタングル、親友のために危険なことをさせたくないウィスパー。
お互いに親友と思っているからこそ、二人とも言葉より先に行動してしまい、お互いの状況を理解しきれず、行き違ってしまうと言ったところでしょうか。
ちなみにですが、ウィスパーは初登場のSTH 008からこのタングル&ウィスパー 02までで、セリフの吹き出しが破線ではなかったのは、アニュアル2019でジュエルを助けようとし『繰り返させない』と叫んだシーンと、今回の『友だちを失いたくない』と叫んだシーンの二度しかないんですよね。
そう考えると、またタングルとウィスパー(そして、ジュエル)の関係性も見えてくるのではないでしょうか。
最後に、タングルの言葉に応える形で、ウィスパーが自らの過去を話すことを決意しました。
後ろを振り返らず前へ前へ進み過ぎるタングル、後ろを振り返り過ぎて立ち止まり続けるウィスパー。
“親友”と言う言葉で無理矢理合わせていた二人の歩調が、ここでようやく、お互いに歩み寄り、歩調を合わせ、共に歩むことで、本当の意味で“親友”になるんだろうなと。
今回のエピソードが配信される前後に、IDWのTwitterやFacebookの公式アカウントでミミックが紹介されていましたが、年齢が32歳なんですよね!そりゃあ、熟練の兵士と書かれるよ!
所属がエッグマン帝国とダイヤモンドカッターズとなっており、ダイヤモンドカッターズを裏切ってエッグマン帝国に寝返ったのか、そもそもエッグマン帝国のスパイとしてダイヤモンドカッターズに潜入したのかは、紹介を見ても、不明な点があります。
ただ、ミミックが求めているのは富と名声で、危険が及べば自分自身を最優先にするとありますし、ウィスパーから『金銭目的の傭兵』と表現していたので、もしかしたら、どちらとも、自分のために利用していた可能性も捨てきれません。
ちなみに種族ですが、本来の姿を見る限り、タコ(イアン・フリン氏はオクトパスとTwitterで明言していた)で、モチーフはその名の通り、ミミックオクトパスだと考えられます。
“本来の姿”と表現しましたが、あの姿ももしかしたら、何者かの擬態なのかもしれません…?
次回はついにウィスパーの過去が明らかに!
タイトルの“Betrayal”は『裏切り』の意味があり、ダイヤモンドカッターズを裏切ったミミックの目的も明らかとなるのか?
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