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FastLane

このブログは主に、IDWにて取り扱われている、ソニック・ザ・ヘッジホッグのコミックを、日本語で紹介しているブログです。記事の更新は完全に終了しました。

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Tangle & Whisper 03 エピソードガイド

そのタイトルの通り、タングルとウィスパーの活躍を描く、サイドストーリーとなるミニシリーズの第三話。
物語はアニュアル2019でのタングル&ウィスパー編から続いており、時系列としては、STH 016とSTH 017の間に起きた出来事である。全四話。
※IDW版コミックオリジナルキャラクターである、タングルとウィスパーが主人公とだけあって、公式キャラクターはほぼ登場しません!

今回は、今まで不明だったウィスパーの過去と、そのウィスパーが所属していたダイヤモンドカッターズについてが明らかとなります。
自身の過去を話すことを決めたウィスパーは、タングルにダイヤモンドカッターズのメンバーと一緒に写った写真を手渡し、さらには、その活動が記録された映像を見せるのでした…

前半部やダイヤモンドカッターズのメンバーについては、プレビュー記事と重複するところも多いので、そちらを参考にしてください。
STH 022, Tangle & Whisper 03 プレビュー

記憶媒体も兼ねていたウィスパーのマスクにより、ダイヤモンドカッターズの活動を知るタングル。
ダイヤモンドカッターズが活動していたのは、時期的に、ソニックフォースでソニックがインフィニットに敗れ、行方不明(デスエッグに幽閉)する前後のようですね。
エッグマン軍に対し、少人数で反抗しているので、ウィスパーの通り名である“ガーディアンエンジェル”と言うのは、ダイヤモンドカッターズそのものなのかもしれません。

ダイヤモンドカッターズ、それぞれの役割としては、ミミックが擬態して潜入、クレアが超能力<千里眼>で状況を把握し作戦立案、スミシーとスリンガーが最前線にて敵を制圧、ウィスパーが別動で援護となっている様子。
専用のウィスポンも、スミシーがピンクのガトリング砲、スリンガーがシアンのリボルバー(二丁拳銃)、ウィスパーがオレンジのロングレンジライフル、クレアがグリーンのホバー、ミミックがブルーのブロックハンマーとなっています。
スリンガーはアイパッチ型ではありますが、それぞれ、記憶媒体とウィスプとの通訳機能が備わったマスクも着用しています。
また、現在、ウィスパーが使っているヴァリアブルウィスポンは、スミシーが作り出したプロトタイプであり、量産された際には、ダイヤモンドカッターズ全員が装備するようでした。

エッグマン軍に対する、強力な反抗組織だったダイヤモンドカッターズですが、ここまで描かれてきた物語が示す通り、エッグマンと繋がっていたミミックの裏切りによって、崩壊してしまうことになってしまいます。
また、ウィスパーだけ無事だった理由も、クレアの不安もあり、突入しなかった(これまで通り、援護に回っていた)ためであり、ミミックからは脅威にならないとも思われたため、見逃されたからでした。

そして、ダイヤモンドカッターズ崩壊の直接的な要因が、大量のシャドウアンドロイドだったとは!
これで、STH 009にて、シャドウに対し、意味深げに見つめていた理由も明らかになりましたね。
しかし、ここでシャドウアンドロイドが、こう言う形で取り扱われるとは思ってもいなかったです。
ソニックヒーローズやシャドウ・ザ・ヘッジホッグで描かれて以来、音沙汰がなく、シャドゲで全部が破壊されたと思っていたところもありましたからね~
意外性もありましたが、メタルソニックとはまた別の存在、しかもこれだけの役割を与えるとなると、シャドウアンドロイドがかなり適任ではあると思いますよ。小ネタが効いている感じです。

それにしても、ミミックが裏切った理由として、ソニックが行方不明となってしまい、エッグマン軍が世界征服を完了できそうだったからと言うのが、ヘイトを集める悪役っぽいですね~
TwitterやFacebookのIDW公式アカウントにて公開された、ミミックの紹介にあったように、自分の利益を最優先にし、勝ち馬に乗るって言う、クズっぷりを描き切っている印象です。

今回、公式のキャラクターとして、エッグマン本人が登場!
時期的に、メタルウイルスでの侵攻を始めたころになると思います。
ミミックはこれまでの戦いからウィスパーに対し、取るに足らない存在だと思っているようですが、エッグマンは“ダイヤモンドカッターズ”はもちろん、その生き残りとなったウィスパーも“ガーディアンエンジェル”として、散々、手を煩わされてきたためか、必要以上に排除をミミックに求めていますね。
実際、エッグマンはミミックに『今度失敗したらどうなるか分かっているのか?』と言っているぐらいで、自身の平穏で悠々自適な環境を維持したいミミックはイヤイヤ、それに従っていると言う印象があります。

さて、ウィスパーの過去を知ったタングルは改めて、ミミックと決着をつけなければいけないと、決心。
01では招待状を送りつけられましたが、今回は逆に、自分たちの様子を確認しに戻って来るであろうミミックに対し、基地の跡地にメッセージを残しました。
『始まりの場所で終わらせる』
始まりの場所とは、ダイヤモンドカッターズ終焉の場所となった、シャドウアンドロイドの基地なのか、それとも?
ミミックはエッグマンに援軍を要請しており、二人とはフェアに戦うつもりはない模様。
もちろん、全てを話したウィスパーと全てを受け入れたタングルは、本当の意味で“親友”となり、ミミックのやり方も十分に理解したため、準備も十分でしょう!
タイトルの“Showdown”は『最後の対決』の意味であり、ダイヤモンドカッターズを巡る物語は、どのような決着がつくのだろうか?

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