遥かなる未来からの遺産？

バビロン族とバビロンガーデンに関しての設定考察。
ソニックライダーズ、シューティングスターストーリーのネタバレを含んでいますので、読む際は気をつけてくださいませ。
ライダーズシリーズのメインキャラクターであるバビロン盗賊団、そのバビロン盗賊団の祖先が残した遺跡がバビロンガーデン。
シューティングスターストーリーでは、宇宙船であると言う設定が追加されました。

このバビロンガーデン、重力を制御する装置があったとするなら、もしかしたらこのバビロンガーデンは宇宙船でありながら、タイムマシーンだったのではないでしょうか？
我々が存在するこの世界では、アインシュタインの相対性理論により、重力と時間は密接に関連があるとされています。
強い重力場では、時間の流れが遅くなると言う事があり（グラビティコントールやグラビティダイブの発動時に、周りがゆっくりになるのもその影響と考えられる）、重力ユニットである星の聖櫃を全て制御して、ブラックホールすら自由に扱えるとなると、このバビロンガーデンはただの宇宙船ではなく、強い重力を用いたタイムマシーンと言う可能性もあると言えるでしょう。
バビロンの秘宝であったマジックカーペットが、EXギアとほぼ同じ構造であり、数千年以上昔の技術で作られたと考えるには、あまりにも理解しがたいところ。
もし、バビロン盗賊団の祖先が未来人であるならば、未来の技術で空飛ぶカーペットなど簡単に作れるかもしれない。

とは言えど、重力装置はタイムワープ装置と言うよりも、ワームホールを用いたワープ装置である可能性の方が大きいと思います。
EXギアを作り出すような技術力も、もともと住んでいた星の技術かもしれませんし。
なにより、重力の歪みは、時間を遅らせる事は出来ても、経過した時間を遡ると言う事は不可能ですしね。
まぁ、古代バビロン族＝未来人と言うのは、あくまでの可能性の一つだと捕らえていただければなと。


で、ここまで書いておきながら、ソニックたちの世界には、相対性理論とは違う理論体系があるのかもしれません。
そもそも、カオスコントロールなど、カオスエメラルドの力は相対性理論など、我々が存在するこの世界のあらゆる理論や法則を超越していますしｗ
もしかしたら、ソニックたちの世界では、稀代の天才科学者と称されたPr.ジェラルドの影響から、カオスエメラルドに関連した理論が、体系化しているのかもしれませんねぇ～

個人的には、新ソニックであったカオスコントロールによるタイムワープは、新ソニックの時間軸のみで可能の技だとしておきたい。



ライダーズで語られた、バビロン一族が盗みを働きすぎて、神様によってこのバビロンガーデンを落とされたと言う話は、バビロン一族の伝承と言うよりかは、バビロンガーデンが落ちた当時、その周辺に住んでいて、バビロン一族の被害にあっていたであろう現地人が作り出した御伽噺だと思います。
あの話はどちらかと言うと、『悪い事をしたら、その報いを受ける』と言う、昔話のような教訓が入っているようにも思えますし、あまりにも高度に発達した科学は、一見すると、魔法と見間違えるので、当時、バビロンガーデン周辺に住んでいた人にとっては、そんな魔法使いを懲らしめる事が出来るのは神様しか居ないと思う事でしょう。
実際、バビロンガーデンが地上に落ちたのは、重力の制御装置とも言える星の聖櫃を切り離したため、出力が極端に不安定になり、落ちてしまったと言うのが妥当なところ。
もしかしたら、当時のバビロンガーデンは、強大な力とも言えるブラックホールを制御する星の聖櫃を巡って、二派に分かれており、星の聖櫃を切り離し、バビロンガーデンを地上に落としたのも、反対派のバビロン族だったのかもしれませんね。
この世界のおけるバビロン伝承（バベルの塔）も、強大な力を持ち、神に近づきすぎた人間に罰を与えたと言う解釈もできますし、あまりにも発達しすぎた科学は危険だったのかもしれません。
となると、正当な後継者（ジェットなど現在のバビロン盗賊団）に、バビロン族が残した秘宝を伝承させているわりには、マジックカーペットに守護兵をつけていたり、星の聖櫃には綿密なトラップを仕掛けたりと、手に入れさせないような節があるのも、納得できるところだろう。
この辺りは、遥かなる未来、子孫がこの力を求めた際、力を使うのに相応しいか見極めるためとも考えられますが…


実のところバビロンガーデンは、本来住んでいた星でブラックホールの研究を邪教扱いされた科学者が中心となって逃げ出した宇宙船であり、もしかしたら、バビロンガーデン自体に、やがてこの星に辿り着くであろう、自分たちを邪教扱いした彼らに対するカウンター機能があるのかもしれませんね（それなんて言う超時空要塞？）