http://allexyu0817.blog.shinobi.jp/blog/guide/sthannual2019STH Annual 2019 エピソードガイド
年一回発行される特別編の2019年度版で、五つのエピソードがオムニバス形式で収録されている、一種のアンソロジー本。
本編では見られなかった、各キャラクターの活躍が見え、特にタンブルやウィスパー、ラフ&タンブルのコミック版オリジナルキャラクター、それぞれの性格が掘り下げられている。
また、カバーAは上川祐司氏が担当しているのも、ポイント。
ただし、書籍版のカバーAですでに完売となっているため、現在、書籍版を購入すると、カバーBとなるので、注意。
Bonds Of Friendship<タングル&ウィスパー編>タングルとウィスパーの友情を描いた短編。
本編のSTH 012で、良いコンビになりそうな雰囲気を漂わせていましたが、それが形となった物語ですね。
また、タングルの幼馴染としてジュエルが初登場し、敵役として、ジェット、ウェーブ、ストームのバビロン盗賊団もIDW版コミック初登場!
タングル、ウィスパー、ジュエルの友情物語を描きつつ、バビロン盗賊団の“らしさ”も出ていて、コミックオリジナルキャラと公式キャラがしっかりと融合しています。
ちなみに、STH 016でタングルがソニックとテイルスに話したかったこととは、このエピソードのことのようですね。
さらに、この後に展開が始まった、ミニシリーズの『タングル&ウィスパー』の序章にもなっているので、コミックオリジナルキャラがメインとは言え、見逃せない一編となっています!
Jet Set Tornado<ソニック&テイルス編>ソニックとテイルスの冒険を描いた短編。
久々にトルネードを操縦するソニックと、新型ジェットブースターのデータを収集するテイルス、冒険の中で、二人の性格が出ちゃっています(笑)
ソニックは向こう見ずに突き進んでいると思いきや、しっかり、テイルスのことも気にかけている。
テイルスはそんなソニックに呆れつつも、負けないスピードでついていき、サポートする。
お互いがお互いを大事に思っているけど、決して、くっつきすぎないと言う、この距離感が良いですよね。
と、ソニックは空をぶっ飛ばすのは大好きでも、地上に着陸するのはあまり得意でないと発覚したのも、ポイントです(笑)
Victory Garden<シルバー&ブレイズ編>シルバーとブレイズの何気ない日常を描いた短編。
このエピソード、シルバーとブレイズ、どちらかの推し、もしくはこの組み合わせが好きだったら、『エモい!』の一言に尽きます!
破滅した未来からシルバーが、緑あふれるこの時代に影響され、自分の庭園を作ろうとするのも凄く良いですし、ブレイズが異世界とは言え、皇女と言う立場なので、庭園を造る知識を持ち合わせていると言うのも、良いです!
別バージョンのカバーでは、農作業着でシルバーとブレイズが庭園を造っている姿だったのも、ポイントが大きい!
今後、本編でも、この庭園を出してほしいですよね~
Curse Of The Pyramid<ルージュvsラフ&タンブル編>ルージュがラフ&タンブルの二人との秘宝を巡る戦い(?)を描いた短編。
ここまで本編では、なかなか、活躍の場が少なかったルージュ、そして、ラフ&タンブルがピックアップされたのは面白いですね。
ちなみに、舞台となったピラミッドは、『ソニックアドベンチャー2』で登場したエッグマンの基地であり、当然の如く、エッグゴーレムも登場しています。
お宝のために見せたルージュのミイラ姿と、ラフ&タンブルのお茶目な姿が可愛いです(笑)
個人的に、この基地に住んでいた一団は、耳の大きな見た目や砂漠に住んでいると言うところから、フェネックモチーフだと思っているんですけど、どうでしょうか?
Sonic Fan Club<ソニックファンクラブ編>ソニックに憧れるちびっ子たちの奮闘を描いた短編。
それぞれのキャラクターに名称は設定されていないようで、モチーフも明らかとなっていないようなんですが、“七人のソニックファンクラブ”は、十分にインパクトある活躍を見せてます(笑)
こちらも個人的に、最初にクラブの会長として会議を仕切ろうとしていたシカ少年(茶)、それに異を唱えたオオカミ少女(赤)、コンテスト開催を提案したネズミ少女(黄緑)、ダンゴ状態で楽しいと言っていたガゼル少年(深緑)、エッグポーンにモーニングスターで殴りつけていたチョウ少女(黒)、エッグポーンの足に噛みついていたブタ少年(黄)、物陰に隠れていることが多いオカピ少女(桃)と考えています。
最後にはタングルも登場しますが、冒頭のタングル&ウィスパー編とは違った、お転婆なタングルが見えるので面白いですよね(笑)
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