2019年シーズンの第二部となるSTH 017からSTH 020までは"Crisis City"と名付けられており、メタルウイルスが世界に拡散され、その名の通り、世界の危機が描かれる。
これまでと比べ、ハードな展開が続くのが印象的。
STH 017“ゾンボッツ”がカオティクス探偵事務所の面々に迫る!
と、すでにエッグマンのフェイスシップは、各都市に襲撃していることも描かれており、“ゾンボッツ”の脅威が現実のものとなったと言えるでしょう。
ちなみに、このエピソードのタイトルは『Plague!』で、その言葉の通り、ペストの意味があり、本来も疫病や伝染病の他にも、異常大発生、大襲来とあり、相応しい状況となっています。
“ゾンボッツ”の襲来前に、ベクターはテイルスからメタルウイルスのことを聞いていたため、直接触れずに対処し、無事だった住人たちを引き連れ、港へ向かうことを、エスピオやチャーミーに伝えます。
すでにレストレイション本部のエミーに、救助艇を要請しているので、それが来るまでの間、港に拠点を作ることで、カオティクスの三人だけでも、“ゾンボッツ”を相手できると言う考えのようです。
籠城戦は本来、推奨されるべきではないのですが、助けが来ることが決まっている状況では有効ですからね。
すでにメタルウイルスに感染しているとはいえ、症状の進行を遅らせることができるソニックも援護に来れば、鬼に金棒です!
ちなみに、ソニックはその持ち前のスピードで、メタルウイルスを剥がし落とすことができるため、症状の進行を遅らせることができる模様。
となると、ホバーシューズのアシストがあるとは言え、ソニックと同程度のスピードを出すことができる、シャドウならどうにかなりそうですよね~
脱出の最中、メタルウイルスに触れてしまった住人が…
致し方なく、見捨てる判断をせざるを得ないベクター、それに理解を示すしかないエスピオ、納得できないチャーミー…
現実の世界においても、伝染病に関して、ベクターのような判断をしなければいけない状況もあり、これがメタルウイルス、そして、“ゾンボッツ”の恐ろしさを改めて、表現していると思いますね。
一方、ソニックもソニックで、メタルウイルスの進行を遅らせることができるとは言え、色々と思うところも多いようで…
そして、救助艇が到着し、脱出するカオティクスと住人たち。
しかし、ここで、見捨ててしまった住人を助けに、チャーミーが飛び出していってしまいます。
ベクターもエスピオを止めようとするものの間に合わず。
先ほどの住人はすでに“ゾンボッツ”と化しており、それに驚いたチャーミーはバランスを崩して…
最後のシーンで描かれたベクターとエスピオの表情と合わせ、初見だと自分は『マジか?!』と思いました。
ラフ&タンブルは『コミックオリジナルキャラだから』と思っていたのですが、
まさか、公式キャラクターですら、そうなってしまうなんてと驚いた感じですね。
2018年シーズンとは違い、絶望的な危機感を煽られているようも思います。
次回はソニックvsジーメル?!とありますが、となると、クリームの身に何かが起きる…?!
STH 018今回もメタルウイルスによるパンデミックが描かれていますが、タイトルの『Victims!』は犠牲者と言う意味です。
カバーイラストでは、『Sonic The Hedgehog vs The Victims Of The Metal Virus!』と、パニックホラー映画のポスター風になっており、前回の展開から考えて、IDW版コミックでは今回が初登場となるクリームやヴァニラママの身の安全が想像できない感じになっています…
と、今回から、クリームが描いたイラストが、これまでのあらすじ紹介で使われています。
本編のハードな展開からは想像できない、ほのぼのとしたイラストではありますが、陥落した都市や“ゾンボッツ”になってしまったキャラにバツが入っているので、なかなかアレです。一言で言うと、辛い…
内容の方ですが、戦略的には都市部から離れた、クリームの住む村であるこのフローラル・フォレスト・ヴィレッジを襲撃する意味はないのですが、ソニックを精神的に追い込むために、襲撃した模様。エッグマン、えげつない!
しかし、肝心の“ゾンボッツ”は、エッグマンの指示を聞かなくなっており、スターラインがその可能性を考慮していなかったのかと指摘すると、不機嫌になる始末。
しかも、エッグマンを信奉し、憧憬的に見ていたスターラインも、エッグマンの本質的な部分に触れ、何かしら思うところができた模様。嫌な予感が…
今回の主役であろうクリームとジーメル、『ソニックアドバンス3』以後の絆が描かれているようで良かったです。
ジーメルは“ゾンボッツ”に容赦ない攻撃を行い、ソニックですら排除しようとしたりするほどでしたが、クリームの説得で解されると言うのがなかなか、面白いところでした。
クリームとヴァニラママは大丈夫そうだな…と思っていたら、二人を守るために“ゾンボッツ”に向かって行ったチーズとチョコラが!
何とか脱出したクリームとヴァニラママだったけど、これはこれで、来るものがあります…
ルージュから応援の要請が入り、サンセット・シティへと向かうソニック。
エッグマンですらコントロールできなくなった“ゾンボッツ”は危険と再認識。
次回は、そのサンセット・シティでソニックがチームダークと共闘する!
STH 019タイトルに『Crisis City Part 1』とあるように、ソニックが到着した時にはもう、街中は“ゾンボッツ”で溢れかえっています!
STH 017でも描かれましたが、小さな村ですらあっという間にメタルウイルスが広がると言うのに、都市ではさらに大変なことになりますね…
IDW版コミックでは今回が初登場となるオメガがすでに、全力で“排除”しています。
前回のジーメルも最初はそうであったように、この辺りは、エッグマンが作り出したロボットと言う感じはしますよね(笑)
ちなみに、前回までのあらすじですが、今回もクリームのイラストが使われています。
ただ、チーズとチョコラにもバツが付けられているので、しんど味が増しています。辛い…
レストレイション隊員や住人たちに避難活動を指示していたルージュ、そして、避難のための移動手段である大型トレーラーを確保したシャドウが登場!
このサンセット・シティは宝石の市場で有名らしく、ルージュは宝石泥棒をやろうとしたタイミングで、エッグマンの襲撃を知った模様。
しかし、火事場泥棒をしないところは、プライドがあるんでしょう!(それどころではないって言うのもあるでしょうけど)
大型トレーラーを確保したシャドウに、ソニックは『もっと大きいのはなかったのかよ』と皮肉を言いますが、当然の如く、シャドウは『あの時、ウインドミル・ヴィレッジで対処していれば、こんなことにはならなかったんだ』と皮肉で返します。そりゃそうだ!
“ゾンボッツ”と戦うシャドウとオメガ、オメガは無機物なので感染はしませんが、シャドウは究極生命体と言えど、有機物。
ソニックはシャドウにも感染の可能性もあるためか、“ゾンボッツ”に触れないこと、触れて感染した場合、“ゾンボッツ”を無視して走ることをアドバイスしますが、話を聞きません。
そのため、“ゾンボッツ”に直接攻撃し、接触すると、メタルウイルスにも感染してしまいます。
ルージュですら、走るように言いますが、それすら無視し、“ゾンボッツ”と戦い続けた結果…
次回は…ソニック&オメガvsゾンボットシャドウ!
正直なところ、まさかシャドウが…とは思いました。
なんだかんだで、シャドウは究極生命体なので、リミッターを解除するなりで、メタルウイルスに屈しないと考えていましたし。
そう言うプロットがあったようですが、メタルウイルスは究極生命体が相手でも、有効であると描いたと思えば、絶望感が増したようにも思えます。
シャドウが傲慢のように見えますが、2018年シーズンでも、『強いヤツと戦いたい』と言う一心で、ネオメタルソニックに絡み、結果としてマスターオーバーロードにパワーアップさせているから、その行動には納得ができます(笑)
ある意味で、シャドウらしいかなと。
もしかしたら、究極生命体だからこそ、この状態から自力でメタルウイルスを克服するかもしれない?!
STH 020ここでクイズです!
前回、ゾンボットとなってしまったシャドウはどうやって復活するのか?
1.究極生命体のため、メタルウイルスの抗体が生成される
2.リミッターが解除され、メタルウイルスを駆逐する
3.ソニックとの友情パワー
4.このSTH 020では復活しない(ゾンボットのまま)
答えはのちほど!
それにしても、前回までのあらすじ、ついにシャドウまでバツが入るとは…
ソニックとシャドウの一騎打ち!とは思いましたが、シャドウは理性なくただ単に暴れるように戦うだけなので、ソニックは楽勝と言っちゃったりしてます。
ただ、“ゾンボット”と言う個体ではなく、“ゾンボッツ”と言う群体として考えると、その戦闘能力は恐ろしいものがあるのは事実。
ソニックたちがルージュとレストレイション隊員、無事だった住人たちを何とか、脱出させた後、シャドウと戦いますが、他の“ゾンボッツ”と群がっての攻撃に、オメガは破壊されてしまいます!
さらにソニックも、周りを囲まれ、メタルウイルスが全身に回ってしまう大ピンチでしたが、ここで助けに来たのは、頼れる相棒であるテイルスと、“ゾンボッツ”に有効な超能力を持つシルバー!
シルバーはSTH 014で怪我を負い、療養していましたが、ここで復活!
シルバーがソニックを走る道を作り、テイルスが頭部だけとなったオメガを助け出すと、無事に脱出。
現状では手の施しようがないシャドウは、放置せざるを得ません…
冒頭のクイズの答えは、4.このSTH 020では復活しない(ゾンボットのまま)でした!
レストレイション本部に辿り着いたソニックでしたが、どうしようもない状況が続くだけあって、悲壮感が漂っています。
そんな中、テイルスの計画により、メタルウイルス対策に希望が見えてきているのが、唯一の救いです。
ここでソニックが指摘していましたが、今のこの状況、STH 008でシルバーが語っていた、破滅した未来の状況に似ているんですよね。
しかし、破滅した未来では、誰も居ない状況で、僅かながらの植物しか存在しない世界であり、シルバーは“ゾンボッツ”の存在は確認していませんでした。
これがどう言うことを意味するのか…
テイルスがメタルウイルスへの対策を講じているころ、フェイスシップではスターラインも、メタルウイルスの制御について、考えていました。
こちらも、自分たちの制御から外れており、エッグマンは対応を考えていない模様でしたが、スターラインは気が気でない様子。
そんな中で見つけたのは、『ソニックロストワールド』での出来事の記録。
『六鬼衆はその特別な能力、磁場を乱すことにより、エッグマンのロボットを操ることができる!』
これを応用すれば、“ゾンボッツ”も制御できるのではないかと思ったようですが…
メタルウイルスが中心となった2019年シーズンもいよいよクライマックス!
レストレイションは世界を救うことができるのか?
それとも、スターラインの暗躍は実を結ぶのか?
はたまた、世界は“ゾンボッツ”で埋め尽くされてしまうのか?
[0回]
PR