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FastLane

このブログは主に、IDWにて取り扱われている、ソニック・ザ・ヘッジホッグのコミックを、日本語で紹介しているブログです。記事の更新は完全に終了しました。

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ちょこっとシャドスト第17話

今回はただ今作業中のシャドウズストライカー第17話を、ちょこっとだけご紹介。
黒幕の衝撃の正体発覚から約一年ですね…(大汗)
紹介するのは、その黒幕だった自我を得たシャドウアンドロイドとシャドウのやり取りになります。
シャドウアンドロイド、シャドウらしさを残しつつも、シャドウとの差別化にちょいと苦労…
メフィレスとは違う形で、シャドウより幼さを出せればなと思いつつ…
と、作業の進捗率は90%を超えていますので、近日中に更新できると思います。
少々お待ちくださいませ!


「ただ、僕はみんなと違って、夢を見るようになったんだ…そう、君を倒して、僕がオリジナルになる夢をね!」
「!」
シャドウ・ザ・ヘッジホッグと、自己を獲得したシャドウアンドロイド…
同じ姿をしている二人ではあったが、その表情は対照的だった。
シャドウは、困惑を含んだ顔であり、一方のシャドウアンドロイドは、自信に満ちた顔だ。
「…そんなに不思議かい?」
シャドウアンドロイドは、シャドウの表情から、シャドウが何を思っているのかを読み取った。
「…」
シャドウは何も言わなかった。
それは、シャドウアンドロイドの言葉が、まさに的を射た言葉だったからだ。
「確かに本来なら、この体に搭載されたAIでは自我なんて得られないからね。」
シャドウが何も言わないのを見て、シャドウアンドロイドは自身の頭を指差しながら、語り続けた。
「もしかしたら、情報を得るために行った、他のシャドウアンドロイドの記録の共有化が影響しているかもしれないけども。」
「マサカ、そんな事ガ…!」
同じ機械の体を持つオメガが、否定的な意見を言い放つ。
『記録の共有化で、搭載されたAIの性能を超えて、自己を確立するまでに至るのか?』
その可能性は、オメガの計算では限りなくゼロに近い。
だが、逆を言えば、ゼロでない限りは、可能性としてはありえる。
「…奇跡でも起きたんだろうね…!」
オメガの言葉に、シャドウアンドロイドはそう言い返す。
確かに可能性を考えると、それを“奇跡”と称してもおかしくないだろう。

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