http://allexyu0817.blog.shinobi.jp/blog/pre-view/previewsth030STH 030 プレビュー
明日8月19日(日本時間では9時)から配信が開始するSTH 030の公開されているプレビュー(試し読み)3ページ分を読んで思ったことを書いています。
※エピソードガイドは、8月下旬ごろの予定です。
IDWでの商品ページ
Sonic the Hedgehog #30
https://www.idwpublishing.com/product/sonic-the-hedgehog-30/
前回のSTH 029で、スーパー化したソニックとシルバーが、ワープトパーズの力を用い、世界中に広がってしまっていたメタルウイルスの排除に成功。
しかし、ワープトパーズが持つ力は、以前、スターラインが語っていたように、あまりにも強大であり、カオスエメラルドの力を宿したスーパー化したソニックとシルバーでさえ、コントロールできず、シルバーは無事にエンジェルアイランドに戻って来れたものの、ソニックはワープトパーズが起こした歪みに巻き込まれてしまい…
今回のSTH 030は、ソニックと共に、直前までメタルウイルスの排除を行っていたシルバーの状況説明から始まります。
一人、エンジェルアイランドに戻ってきてしまったシルバー。この辺りの状況説明は、前回となるSTH 029の最後と同じセリフですね。
ソニックのことを心配するシルバー、エミー、テイルスですが、ナックルズは『いつものようにすぐ帰って来る』とどこ吹く風と言ったところで、全く心配する素振りは見せません。
とは言え、エミーはもちろん、テイルスですら、状況が状況なだけに、探す手掛かりがないとお手上げ状態。
ナックルズもすぐに戻ってくると言ってしまった手前、思わず心中で『俺の立場がなくなるから、早く帰ってこい!』と叫ぶのでした。
と、エッグマンは、メタルウイルスが排除された歓喜とソニックが行方不明となった混乱に乗じて、レストレイションのシャトルにちゃっかりと乗り込みます。
ソニックが犠牲になったことを、レストレイションの通信で呼びかけると、自分だけはソニックのことを気にしていないと言い、レストレイションがソニックのことで手一杯の今、逃げ出すこと(本人曰く、戦術的撤退)を決意しました。
ちなみに、ワープトパーズを用いたポータルデバイスを製作した時、テイルスにも気付かれないように、シャトルの不要な部分だけを転用したらしく、そのため、シャトルで脱出できるみたいです。さすがエッグマン様!抜け目がない!
その頃、クリームとヴァニラは再会を喜んでいましたが、クリームにとっては、ソニックが見当たらないことを気にかけます。
ヴァニラは、激しい閃光で見逃したのかもとクリームに言うと、ジーメルにソニックを探すようにお願いするものの、そのジーメルの様子がおかしい。
直後、ザボックが、クリームやヴァニラ、メタルウイルスから解放された避難民の前に現れる!そう、ジーメルはザボックの力で自由を奪われていた!
クリームは迫るザボックに対し、仲間は全員倒したこと、野望は打ち砕かれたことを告げると、もう家に帰るよう、強気で言い切ります。
しかし、ザボックも、『いいや』と言い返し、さらにクリームへと迫るのでした…!
現時点で公開されているのはここまででしたが、まさか、もうザボックが復活するとは!
正直なところ、ザボックは、スターラインが主人公のミニシリーズ『バッドガイズ』で、今回の顛末(STH 029以後)が描かれると思っていたので、意外でした。
ザボックが今回、想定していた、メタルウイルスによる世界征服やソニックへの復讐の計画は潰えましたが、その目的自体が消滅したわけではないはずですしね。
メタルウイルスが世界から完全に排除されたとなると、レストレイションに倒された他の六鬼衆の面々も、ゾンボットと化していたとしても元に戻っているはずですし、新たな計画で動き出しそうではあります。
実際のところ、前回のSTH 029では、カオスエメラルドの力を失いつつあったとは言え、スーパー化したソニックに圧倒されましたから、復讐心はさらに燃え上がっているのかも?
ちゃっかりと逃げ道を作っていたエッグマンですが、そのエッグマンの動向も気になるところ。
一度、失敗した計画は振り返らないと考えると、エッグマンもエッグマンで、メタルウイルスに代わる、新たな世界征服の計画を考えるとは思いますが…
エッグマンはアーチー版はもちろん、このIDW版でも、ゲーム本編とは違い、“悪役”と言う立場がハッキリとしていて、容赦がないんですけども、『癪に障る青い厄介者』と称したソニックの帰還を、一番、気にしているのかも?
また、アニュアル2020で意味深長な演出があったメタルソニックがどうなるのかも、気になりますね。
こちらも、『俺がソニックだ』と、ネオメタルソニックとは違う、OVA版のような自我に目覚めたりして?
長かったメタルウイルス編も終わりましたが、今回のSTH 030、さらに続く、STH 031とSTH 032は、メタルウイルスが排除されたその後の世界を描かれるのは楽しみです。
メタ的な視点を持つ読者としては、ソニックが戻ってくるのは間違いないとは考えているものの、劇中のキャラクターは、本当にソニックは帰って来るのかと言うのは分からないので、どう言う物語が描かれるのか、気になりますよね。
そう言えば、このSTH 030のAカバー、ソニックのシルエットに様々なキャラクターが描かれていますが、ジーメルの隣に妙なスペースがあると思ったら、線画の状態では、ラノリン・ザ・シープが描かれていたんですね!
“ラノリン・ザ・シープ(Lanolin the Sheep)”と言うのはファンメイドの名前ではありますが、STH 002でソニックとエミーにエッグマン軍の侵攻を知らせた、あのヒツジの女の子で、メタルウイルス編が始まったSTH 013以後はレストレイションに参加している姿が描かれており、モブキャラでは存在感のあるキャラクターの一人です。
存在感はあるとは言え、メインキャラではなく、作画担当のお遊び的なところもあるため、決定稿でカットされた理由も分かりますが、ここから、コミックオリジナルキャラクターとしての、本格的なデビューに期待したいところ!
さて、今回のSTH 030ですが、当初の販売予定日だった5月27日から、新型コロナウイルスの世界規模での流行・感染拡大により、販売が無期限で未定となり、その後、8月5日に変更され、最終的に明日8月19日に販売されることとなりました。
コミックの販売が再開され、定期的に新作が読める状況で、ある程度は戻ってきたと言う感じもあります。
もちろん、アメリカを初め、日本を含めた世界中で、未だに収束とは程遠い状況ではありますが、フィクションとは言え、ヒーローたちは未知なるウイルスに勝利し、平和を取り戻しました。
この現実の世界は情勢が激しく揺れ動いていますが、我々も、できる限りの対策を徹底して、ソニックたちレストレイションと同じように、未知なるウイルスに勝ち切った平和な世界を迎えましょう!
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